【P5X】うまく上っ面だけ模倣した感じだ…。

先日からサービス開始した基本無料ゲー『ペルソナ5X』

 

大のペルソナファンとしては見逃せない作品なので、ソシャゲ化にゲンナリしつつも遊んでみた。まぁ感想は表題の通り。ペルソナ5の素材を用いてセンスのない仕上がりになっている。言いたかないが「よくある中華ソシャゲ」「嗚呼SEGA運営」って感じ。

 

大昔に公開されたOPムービーを観た段階で嫌な予感はしていた。(というかおま国されていた時点で…。)

youtu.beぶっちゃけ「ペルソナシリーズ」の名を冠した作品のOPとは到底思えない。

「いい感じに高水準なアニメーション」なのだが、P5シリーズ独特の外連味がなく、絶望的なまでにセンスを感じない。

 

参考までに過去作のOPを下記に貼っておく。

youtu.be

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色使いや視線誘導が抜群にハッタリの効いた感じがP5シリーズの良さかと思っていたが、外伝である『P5X』では「ただの綺麗なアニメーション」に成り下がってしまっているのは非常に残念に感じる。音楽はいい感じなんだけどね。

 

■操作性について

スマホ版でプレイ。操作感は劣悪、各アイコンも小さい。最初からPC前提で作られている気すらする。可能であればPS版を出してほしいとすら思う。

マップの移動も直感的な移動とは言い難い。UIも側だけ模倣して使いやすさとはかけ離れたデザインという印象。P5のUIの完成度の高さを思い知った。

 

■ストーリー

P5の世界観でのパラレル?マルチバース?的なお話。パレスやシャドウという設定はそのままに「欲望」がテーマに描かれている。

「欲望」といえばマイナスイメージを持たれるかも知れないが、「生きること」「何かに向かって頑張ること」など、欲望の形は様々。

主人公勢はポジティブな欲望。敵側は恐らくネガティブな欲望。というような対比が描かれている。

 

まだ第一章なので規模的には小さく感じてしまうのは仕方ないが、「元プロ野球選手(メジャーを目指せるレベル)のぶつかりおじさん」という設定にはいまいちピンときていない。描き方が描き方だけに、憎たらしい雰囲気は充分なのだが、ヒロインとの確執に関しては無理矢理感を感じてしまっている。鴨志田レベルになっても胸糞なのだが、物語の導入としては印象が弱すぎる。

 

また、おそらくこのエピソードのダンジョン異様に長い。セーフルームを6ヶ所見つけた段階でまだ、「見つけたセーフルーム6/20」と表示された。特に凝った謎解きもなく「赤い!マーク」を追っかけるだけなのでいささか単調だ。操作感も相まって苦痛寄り。

 

■戦闘システム

将来的にレシートが予想されるスキルシステム。平たくいえば『崩壊スターレイル』のような感じになるのかなと。スタレはピノコニーの脚本家オナニーポエムが肌に合わずそれ以降触っていないのだが、多分戦闘面はあんな感じになる。

キャラごとに固有名詞スキル&固有名詞バフデバフのオンパレードになっている。「あ〜これ系か…まぁ制作が中国だからそうよね…。」って感じ。

なので、下地はしっかりしているので、今後のスキルの拡張性や新キャラの性能次第ではそこそこ楽しめる作りになっている。スタレのようにインフレしないことを願いたいが…。

戦闘中のモーションや演出に、スタイリッシュさはあまり感じないが、女性キャラの可愛さは上手く表現できていると思う。

 

■キャラ

主人公とルフェル(モナ枠)のボイスに違和感ありまくりで馴染めない…。

 

ただそこ以外はキャッチーで魅力的なキャラは多いと思う。コードネームがコードネーム感ないのは問題か?なんだよクローザーって。

 

ストーリー上で仲間になるキャラの他に「怪ドル」という、認知世界に存在する認知上の人物をガチャで入手することが可能。

「怪盗」と「アイドル」で「怪ドル」。アイドル要素isどこ??

 

当初は故も知らぬスケート少女をゲットしたので使用していたが、現在はスターターパック(3,000円)を購入し、星5確定で引いた中華娘のリンをスタメンに入れている。まぁ恒常キャラっぽい使い心地だ。

かわいい

初回のスタートダッシュガチャでモナもゲットしている。パンサー、スカル、モナの3名から選択できたのだが、イベントクエストを遊んでみて「やはりモナがいないと怪盗団が締まらない!」と思いモナを選択。

 

イベントクエストでP5の面々とも共闘可能。時限解放なので序盤も序盤なのだが、懐かしい気分で楽しめる。ここは素直に続きが楽しみ。

 

■ロケーション

やはり『P5』を遊んでいると懐かしくて仕方がない。BGMも『P5』のものが使用されているので浸れる。ルブランも武見診療所も駅地下モールも全て再現されている。これだけで遊んだ価値はあった。ぶらぶら歩いているだけで結構楽しめる。

 

■ガチャ

激渋。

これは『女神転生D2』や「SEGA産ソシャゲ」を知っている身としては「やはりな…」という感じ。

ガチャを引けるまでが結構長く、そして解禁されても通常ガチャしか引けず、現在開催されているジョーカーガチャは引けないのである。昨今のソシャゲとして考えると、だいぶ渋い。いかにもSEGA産ソシャゲって感じだ。もう搾り取るき満々の気配を隠そうともしていない。

・恒常ガチャ用チケット

・限定ガチャ用チケット

・武器ガチャ用チケット

・チケット購入用の石(1連150個)

・1万円で石5000個購入可能

というようにガチャ専用アイテムは細かく分類されている。イメージ的には『鳴潮』に近い。

 

ガチャのシステムは確率0.4%の80連仮天井(すり抜けあり)のホヨバゲーシステム。そこにSEGA悪魔合体させ、激渋配布激渋ガチャの誕生である。

 

ゲーム性かストーリーが楽しければ幾らか入れる気持ちはあったのだが、まだスターターの3,000円と月パスの600円しか入れていない。闇とわかっていて突っ込むのは流石に蛮勇である。

 

また、開催中のジョーカーガチャのイラストが微妙なのも躊躇ポイント。同時に実装されているモナ、スカル、パンサーには違和感はないが、ジョーカーのイラストだけ違和感を覚えている。(強そうなことは書いてあるが…。)

なんか…幼くない??

 

■その他

気になった部分を箇条書きにしていく

・パレスからの脱出方法がわからん

メメントスからの脱出方法がわからん

・パレス、メメントスで再開した場合はログボがもらえない

・戦闘中に固有パッシブの確認ができない

・移動の所作にスタイリッシュさを感じない

・雑魚敵のボイスが煩わしい

スマホ操作に最適化されていないギミックはある

・左下に表示されているチャットが邪魔(設定で消せる)

・調伏の領域の戦闘後のアニメーションを自動でスキップしたい

・配布周りの改善がないと、そう遠くない未来にトライブナインしそうな気配

・ちなみに先行配信されていた海外では、すでに虫の息らしい

 

というように。ソシャゲであるという不満点以外は、据え置きで遊べば解消出来そうな感触はある。今からでもSteamに乗り換えるべきか…。

 

重度のペルソナシリーズファンじゃないと続けていくのは難しい気がする。

私はとりあえず月パス分は続けてみようと思っている。