【Clair Obscur: Expedition 33】シモンもワンパンビルド。クソキャラにはクソビルドをぶつけるんだよぉ…。
前回念願だったマエル専用武器「メダリウム」をゲットしたので、意気揚々と未開探索へ。
「ルノワールの下書き」というダンジョンを進め、深淵へと辿り着く。
そこで待ち受けるのはヴェルソ、クレアと共に第0遠征隊として参加していたシモンの姿だった。おおよそ自我を持っているようには見えず、おそらく狂っている模様。
海外のゲームあるあるなのだが、表記上「シモン」となっているキャラクターの呼び方が、音声では「サイモン」となっていることが多い気がする。直近だと『Lies of P』がそうだった、何か理由はあるのだろうか?
■シモン戦(第一形態)
ディレディレノ実を食べた、全身ディレイ人間。
ディレッディレッで大ぶりな攻撃に苦戦する。しかも、戦闘不能になった味方を抹消してくるので、基本的に死なない前提の立ち回りが重要なのだが、一撃でも回避をミスすると1万位のダメージを受けてしまう。シールドを貼って耐えようかとも試みたが、シールドを貼ると初手吸収され、逆にシモンがシールドを張ってくるので完全にメタられている。
1ミス即終了のオワタ式なので、タイミングを見切るための試行回数も重ねることができない。ここにきてゲームオーバー後に「再戦」ボタンが設置されていないことにヤキモキし始める。
もはや「回避、パリィで頑張っても良いけど…マエル使えば?」と、開発にねっとりとしたフランス語で囁かれているようだ。
■シモン戦(第2形態)
どうやらクレアが関わっている雰囲気を匂わせつつ再戦へ。体力状況などは第1形態から引き継ぎ。
太鼓の達人のごとく攻撃が苛烈になる。今までは「タン・タン・ウン・タン」で程度だったリズムが「タン(カッ!)タン(カッ!)ウン・タン(カッ!)」と、1振りに2判定でさらに無理ゲーと化す。
ある程度体力を減らした段階で、更にモーションの変化、全体抹消(避けなきゃ即ゲームオーバー?)までは確認できた。あとは知らん。やはり正攻法での攻略は無理だと確信した。
これ以上シモンに向き合うと、私はこの『Clair Obscur: Expedition 33』が嫌いになってしまう…。
そもそも私は『Clair Obscur: Expedition 33』のQTEに関して、大手を振って高評価な側ではない。「タイミングはシビアだけど、ビルドによっては耐えれるよね」という育成面込みで評価はしているが、回避・パリィ前提となってくると話は変わってくる。エンドコンテンツなので極まっているだけかと思うが、マエルタンクビルドがメタられているのもモヤッとポイントが高い。
じゃぁ…クソにはクソをぶつけるしかねぇよなぁ…。
■ビルド見直しへ
マエル:レベル91
武器:メダリウム、レベル32(防御力B、素早さA補正)
ステータス:攻撃力75、防御99、素早さ99、その他0
ピクトス:コンボ攻撃Ⅲ、チート、スナイパー(基本的に速さ重視)
ルミナ:かりそめの力、インバーテッドアフィニティ、エナジャイズスタートⅠ、ガラスの大砲、ルーレット、先制臨戦態勢、土壇場、完全無欠、強化先制攻撃、恵みの汚染、汚染、瀬戸際、緊急強化
スキル:ラストチャンス、スタンダール
完成した途端、一気に作業ゲー感出てきたマエルワンパンビルド。さらにあまり使ってこなかった「チート(2回行動)」を採用。
今までマエル一人で高難易度をクリアしてきたのだが、今回ばかりはサポーターが欲しかった。なので有用なスキルは目に付きつつも、基本的なスキルの回し方が複雑そうで、手を出していなかったシエルを起用することに。
シエル:レベル85
武器:なんでもいい
ステータス:素早さのみ99振り
ピクトス:素早さ重視
ルミナ:エナジャイズスタートⅠ、Ⅱ、Ⅲ、セカンドチャンス、チート
スキル:インターヴィジョン、フォーチューン・フューリー
※ビルドに関してはサポート向け意識で正直結構適当。試行錯誤中に勝ててしまったので、改善の余地はある。
「フォーチューン・フューリー」は、対象の与ダメージが1回だけ2倍になるスキル。デメリットなしでかなり壊れている部類だと思う。
『Clair Obscur: Expedition 33』の攻撃力計算を詳しく知っているわけではないが、基本的に乗算乗算で雪だるま式の青天井かと思われる。なので「条件付き火力アップを装備させた名手マエルで先制攻撃」が現状の最適解になるのではないだろうか。現在私のデータではダメージ1億までは確認している。
素早さが、マエル<シエルとなってしまったため「インターヴィジョン」で行動順を調整する。(というか無理矢理マエルを行動させる。)
あと一人は「セカンドチャンス」「チート」のみ装備し、アイテムで蘇生、AP周りのサポートを行う。
■立ち回り
基本的に先制は取られてしまうので、1ターン目の回避は目を瞑る。為されるがままでOK。心を落ち着かせて「これからお前をワンパンで殺す、これからお前をワンパンで殺す、これからお前をワンパンで殺す、これからお前をワンパンで殺す」と念じ続ける。
マエルが死んでしまった場合は、アイテムで復活させる。マエル以外に攻撃が来た場合は、セカンドチャンスで自動復活なので無問題。
1、シエルで「フォーチューン・フューリー」をマエルにかける。
2、マエルが「スタンダール」を打つ。ルーレットお祈り。
これで第1形態はこれでワンパン。
第2形態も基本的には同じで、HPなどは引き継がれているが、セカンドチャンス等はリセットなので、落ち着いて対処すればいける…はず。シエルでバフをかけ、マエルの体力が満タンな状態でターンが回ってきた場合は、ラストチャンスで火事場発動。ルーレットでお祈り。
総ダメージ75,552,395出れば、ワンパン可能である。

この立ち回り、クリアできるか微妙な気持ちで挑んだところ、試行回数3回程度で勝ててしまった為、実は立ち回りもクソもないのだ。正真正銘のクソビルドェ…。
「見なよ俺のマエルを」という、満足感とは程遠い感じで残念な気持ちもあるが、これ以上シモンと向き合うと、私はこのゲームを確実に嫌いになる自信があったので、ちょうど良い感じもする。
「緩慢だったコマンドRPGの新基軸!」といくら評価されようが、行き着く先はクソ火力の一方的な押し付け。「用意された数値をいかにスムーズに出すか」これがRPG問わず、ゲームの本質である。ダメージ限界突破がある段階で察してはいたが、結局はデカい数字が出ればエエんよ。
■最強武器「シモソ」
シモン撃破後、「シモンのジャーナル」と、ヴァレソの武器「シモソ(レベルMAX)」をゲット。
「シモン(しもん)」ではなく「シモソ(しもそ)」
これは「エクスカリバー」ならぬ「エクスカリパー」オマージュか?
どこまでもJRPGが好きらしい。
「シモソ」の能力はこんな感じ
光属性、生命力A、素早さS
レベル4:スキルでダメージを与えた時、実体のない剣が光ダメージを与える。
レベル10:光ダメージを与えた時、20%で火傷を付与する。
レベル20:ランクA以上の場合は死なない。
初めからレベル33なので、クロマカタリストを消費することなく、おそらく最強武器ゲットではなかろうか。
いよいよやることがなくなってきた。
実はトロコンまで頑張りたい気持ちもあるのだが、ミニゲーム(文句なしクソゲー)がトロフィーに関わっているので躊躇しているのである。