『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』をクリアしたので、改めて感想をまとめようかと。
私の前提知識は、ロマサガ2は難しすぎて、そしてリマスターでも古臭すぎて、投げ出した過去をもつサガ好き。サガ、サガ2、ミンサガ、ロマサガ3、サガフロ、サガスカ、サガエメ、ロマサガRSはプレイ済み。
結論から言うと神ゲーでした。
令和にこのレベルのRPGに出会えたのは感謝しかない。
■ストーリー
ちょうどいい塩梅。語りすぎず、プレイヤーの想像に委ねる部分が多いため、良質なロールプレイが楽しめる。
手探りでの帝国運営、周辺諸国との関係を保ちつつ、大筋として用意された打倒七英雄という目的を遂行する中で、数々のドラマが生まれた。これは十人十色のストーリーが展開されたのではないだろうか。
私が特にお気に入りなのが、「人魚の踊り子」と「セキシュウサイ」だ。どちらもいい感じにストーリーに没入できた。
■七英雄の過去
オリジナル版を知らないのでなんともいえないが「七英雄は確かに英雄だった」「ただもう身も心も魔物になってしまった」という点がよく伝わってきたと思う。
「七英雄に救いはないのか?」とも思わなくはないが、彼らはしきりに「同化の法」の危険性を述べていたので、もう後戻りできない感じもあり「悲劇の英雄」として一貫したポジションを貫いていた。
■エンディング
正直うるっときた。
自由度の高い良質なロールプレイに、最後自身の分身「最終皇帝」が登場し、七英雄との因縁に決着をつける。
その後、自身の手で掴み取った平和な街並みで振り返る仲間たちのと出会い。そして空席となった玉座に、ラスボス戦を戦い抜いた仲間たち。最っ高かよ。
ここ数年で遊んだゲームの中でトップクラスのエンディングだった。
■音楽
いわずもがな。イトケンis神。
戦闘曲がいちいちカッコいいので、戦闘が長引いても苦じゃない。
■難易度
私は日和ってノーマルでプレイしたのだが、それでも何度かゲームオーバーになった程度。ただ難しすぎるか?と言われれば完全にNOで、ロマサガの高難易度でよく挙げられるのが「戦闘回数によって敵が強化されること」だと思うが、戦闘を重ねれば重ねるほど、こちらも強くなっていく実感をひしひしと感じるので、常に拮抗した、場合によってはプレイヤー側が強い状態を維持できるので、普通のRPGのようにでサクサク進めることができた。
また、一度ゲームオーバーになってしまっても、手持ちのカードを見直し再戦すれば、意外とすんなり突破することもできる。
もちろん詰まってしまった場合は、攻略を後回しにして他を探索することもできる。「自由度の高さ故の難しさ」から「自由度の高さ故の難易度緩和」が感じられる。ラスボス戦で詰まった場合は育成、探索、対策でなんとかなる。
■コマンドバトル
めちゃくちゃテンポが良かった。
タイムラインを眺めながら、次の行動を考えるのが非常に楽しかった。
「ODゲージを使って攻めるか?」「一旦ここは回復に専念すべきか?」など特にボス戦ではヒリヒリした戦闘が楽しめる。
技のエフェクトも徐々に派手になっていくのだが、それでも間伸びせず、どれもコンパクトにまとめられていて、それでいてかっこいいという非常に絶妙なバランスだった。
ここに関しては完全新作のはずだった『サガエメ』の技モーションが、ほぼ『サガスカ』の流用だった、という不満があったため余計に良く感じてしまっているのだと思う。
早くロマサガ3をリメイクしてくれ。そして生まれ変わった龍神烈火拳を見せてくれ!
■グラフィック
グラフィックの向上によって底上げされるゲーム体験というのは間違いなく存在するが、本作はこのくらいでほんとちょうどいい。逆にFF7Rくらいのグラフィックだったら違和感があったと思う。この手のゲームで毛先や色艶をこだわられても、プレイフィールに一切寄与しない。
■総評
神ゲーでした。今後何周かはしてしまいそうな中毒性がある。ここ数年でも最高の出来のRPGじゃなかろうか。
元が神ゲーだという評判は聞いていたが、古臭さから手を出せていなかった私のようなプレイヤーは買って損はない作品だと思う。またRPG好きのユーザーにも胸を張っておすすめできる。そんなゲームでした。神ゲーでした。
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AIタイトルアシストのコーナー。概ね内容通りのアシストかと。いや「ロマンスと冒険のサガ」ってなんやねん笑
■AIタイトルアシスト
・神ゲーの中毒性と感想
・ロマンスと冒険のサガ
・素晴らしいRPG体験
■検索エンジン向けタイトル
・神ゲー!ロマサガ2感想
・新時代のRPG体験
・サガ好き必見の神作